初めまして、発起人の森本たかしです。

初めまして森本たかしです

私はこれまで9年間にわたり、日本防災士会 京都府支部の副支部長として、防災士の活動を支えてきました。多くの現場に立ち会い、仲間たちと共に市民の命を守るための取り組みを続けてきましたが、あるとき、心に疑問が生まれました。

それは、「組織に縛られて、自由に動けない防災士があまりにも多すぎる」という現実です。

上下関係や硬直した運営、自由に意見が言えない空気──
それらは、現場で柔軟な対応が求められる防災の現実にそぐわないと強く感じました。

「開かれた防災士ネットワーク(仮称)」を立ち上げた理由

この課題を乗り越え、誰もが安心して参加できる、新しい防災士の「居場所」を作りたい。
その思いから立ち上げたのが、「開かれた防災士ネットワーク(仮称)」です。

私たちが目指すのは、肩書きや上下関係に縛られない、フラットなコミュニティ。
自由に学び、語り合い、相談し合える、信頼と実力でつながるネットワークです。

基本理念

  • 防災士が自由に意見を交わし、学び合える場を提供する
  • 上下関係にとらわれないフラットな組織を構築する
  • インカインド(非金銭的)支援による柔軟で持続可能な運営
  • ICTやAIを活用し、効率的かつ透明性の高い活動を実現

活動方針

1. フラットな円卓会議の実施

定期的にオンライン/オフラインで会議を開催し、誰もが自由に発言し合意形成に参加します。

2. 学びの場の提供

最新の防災知識や現場情報を共有する勉強会やワークショップを実施します。

3. 相談できるコミュニティ

悩みや課題を気軽に共有できる、チャットや掲示板形式の相談窓口を整備します。

4. AIによる効率的な運営

会員管理やスケジュール調整、議事録作成などの作業をAIで自動化し、運営の負担を軽減します。

5. インカインド寄付による運営

会費を徴収せず、スキルや労力の提供を「寄付」として可視化し、評価する新しい支援のかたちを目指します。

6. 防災士会からの独立運営

既存の団体とは一線を画し、しがらみのない独立したネットワークを構築します。

インカインド寄付とは?

金銭以外の「時間・スキル・物品・サービス」の提供も寄付として扱う仕組みです。

具体例

  • 労働(活動参加): イベント運営や事務作業などを自給換算で記録
  • 専門スキル: デザインや会計、ITなどを市場価格で評価し寄付として記録

メリット

  • 活動貢献の「見える化」
  • 金銭に依存しない支援体制の構築
  • 助成金申請時の評価ポイントとして活用可能

運営体制と活動イメージ

  • 役職やリーダーは設けず、全員が対等に意思決定に関与
  • 重要な判断は円卓会議で合意形成
  • 活動貢献はインカインド寄付として記録・評価

活動内容の一例

  • 月1回の定例会議(オンライン/オフライン)
  • SNSやYouTubeでの情報発信
  • AIを活用したオンラインプラットフォームの構築
  • 防災知識の共有や資料アーカイブ
  • 相談窓口の運営

今後の展望

  • 設立メンバーの募集
  • ビジョンや活動内容のブラッシュアップ
  • AIシステムの導入準備
  • インカインド寄付プログラムの設計と周知

最後に

防災士が自発的に集い、互いを尊重し合いながら学び続ける──
「開かれた防災士ネットワーク(仮称)」は、そんな居場所を全国に広げるために生まれました。

AIとインカインド支援の仕組みを活用し、ボランティアの価値を最大化する持続可能な防災組織として、多くの仲間と共に成長していきたいと願っています。

共感いただけた方は、ぜひ一緒に、新しい防災の未来をつくりましょう。

👉 設立メンバーへの参加はこちらから

森本たかし
開かれた防災士ネットワーク(仮称) 発起人
防災士(2013年資格取得)/京都府舞鶴市在住