「上下の役職を設けない」──でも責任の所在は明確に

こんにちは、森本たかしです。

「開かれた防災士ネットワーク(仮称)」では、原則として上下の役職や序列は設けません。
すべてのメンバーが対等な立場で、意見を交わし、学び合い、意思決定に関わる「円卓会議」方式を基本としています。

ですが、私たちは“責任のない自由”ではなく、“役割と尊重に基づいた自由”を大切にしています。


プロジェクト単位での「責任者」は設けます

ネットワークの中で進行する各プロジェクトや活動には、それぞれ責任者(プロジェクトリーダー)を置くこととしています。

ただし、この「責任者」はあくまで組織上の“上司”ではなく、プロジェクトの推進役・まとめ役・メンター・ファシリテーターといった立場です。

責任者はプロジェクトの進行を円滑に導く存在であり、参加者全員を支える立場でもあります。


「対等な仲間」として支え合うプロジェクト体制

プロジェクト参加者は、責任者より“下”ではありません。
責任者と対等な関係性のもと、それぞれが得意分野や意見を持ち寄り、互いに支え合いながらプロジェクトを進行します。

  • 意見の発言に上下の差はない
  • 役割は違えど、立場は同じ
  • 責任を「押しつける」のではなく、「共有」する

こうした関係性を築くことで、プロジェクトはより柔軟に、そして力強く進んでいきます。


リーダーシップは「導く力」ではなく「支える力」へ

防災の現場では、誰か一人が強く引っ張るよりも、周囲を信頼し、支えることができる人が本当の意味でリーダーになります。

  • 一人ひとりの声を聞き、整理する
  • 迷った時に方向性を示す
  • 意見が分かれたときに場を整える

それが、私たちが考える「プロジェクト責任者」の姿です。

まとめ

私たちは、肩書きで人が動く組織ではなく、信頼と対話で動くネットワークを目指しています。
役職がないからこそ、一人ひとりの姿勢と行動が問われます。

責任者も、参加者も、みんなが主役。
共に支え合い、共に育ち合える場をつくっていきましょう。

森本たかし
開かれた防災士ネットワーク(仮称) 発起人
防災士(2013年取得)/京都府舞鶴市在住