防災の現場でICTやAIを使わないなんて、もったいない。

こんにちは、森本たかしです。


これまで防災の現場を見る中でずっと感じていたことがあります。

「防災の世界は、もっとICTやAIを活用すべきだ」ということです。

災害という“非常時”にこそ、人間の判断を助け、行動を支える仕組みが必要です。
そしてそれを可能にするのが、AIとICTの力だと私は確信しています。


現場でよくある「困ったこと」

災害時、現場でこんなことがよく起きます。

  • 避難所の在庫が何か把握できない
  • 人の動きが把握できず、同じエリアを何度も回ってしまう
  • 連絡系統が錯綜して、情報伝達が遅れる
  • 報告書作成や記録が手間すぎて、後回しになる

これらは、紙や口頭、感覚に頼ったアナログな運営が続いていることが大きな原因です。
しかし、今の時代、これらの課題はICTとAIで簡単に改善できるのです。


災害現場にこそ、AIとソフトウェア開発の力を

例えばこんなことが可能です。

  • AIによる避難者情報の自動集計:QRコードや顔認識で避難者数や属性を瞬時に把握
  • 在庫管理アプリ:避難所ごとの備蓄状況をクラウド上でリアルタイム共有
  • チャットボット相談窓口:避難者や支援者の質問に即時回答
  • ドローン+AIで被害マップを自動生成:迅速な初動対応と救助の最適化
  • 活動記録の自動要約システム:災害後の報告・助成申請にも活用可

これらは、すでに一部の先進地域や海外では実装が始まっています。
でも、全国的に見ればまだまだ少数派。
防災分野でのICT・AI導入は、圧倒的に遅れているのが現実です。


開発者や技術者の参加も歓迎したい

だからこそ、私は今、防災の現場とAI/ソフトウェア技術をつなぐプロジェクトを提案しています。

  • 防災士と開発者がチームを組んで現場ニーズから設計する
  • 現場で使えるアプリをオープンソースで開発する
  • 被災地支援に役立つツールを「市民が自分たちで作る」流れを生み出す

これが実現すれば、防災の現場は「受け身の場所」から「創造の場」へと進化できます。


一緒に、未来の災害対応を作りませんか?

AIもICTも、特別なものではありません。
「人間の判断を支える道具」として使えば、もっと多くの命が救える
私はそう信じています。

そして、防災士や地域の人たちが「作る側」になれる仕組みも、これからの社会にとって重要です。

このブログを読んで共感してくれた方へ。
エンジニアでも、防災士でも、関心があるだけの方でも、ぜひこのプロジェクトに関わってください。

一緒に、ICTとAIを活かした市民発・現場発の防災イノベーションを起こしましょう。

👉 ご興味のある方は、こちらからお問い合わせください

森本たかし
防災士(2013年取得)/開かれた防災士ネットワーク 発起人