京都の海底で地震の兆し? だからこそ“今”やっておきたい防災の話

京都の海底で地震の兆し? だからこそ“今”やっておきたい防災の話

こんにちは、防災士の森本たかしです。
今日はちょっと気になるニュースが飛び込んできたので、みなさんにも共有したいと思います。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20250627/GE00066763.shtml

📰【ニュース概要】
京都府沖の海底にある「沖ノ礁北方断層」と「経ヶ岬沖断層」で、大きな地震が起きる可能性があると政府の地震調査委員会が発表しました。
どちらもマグニチュード7クラスの規模で、今後30年以内に4〜6%の確率で発生。
津波が起きる可能性もあるそうです。

え…京都の海で津波?
最初に聞いたとき、正直びっくりしました。でも、他人事じゃないんですよね。


■ 実は、100年近く前にも「大きな地震と津波」が起きていた!

「京都って地震とか津波ってあんまり聞かないよね」
そう思っている人にぜひ知ってほしいのが、**昭和2年(1927年)に起きた「北丹後地震」**です。

この地震、マグニチュード7.3の大地震で、京都府北部を中心に死者2,925人、全壊家屋が1万戸以上という甚大な被害を出しました。

そして実はこのとき、津波も発生していたんです。

  • 津波の高さは最大で約3メートルと推定され、沿岸部の漁村などで被害が報告されています。
  • 網野町や間人(たいざ)などでは津波による浸水もあったという記録も。

つまり、**京都の海でも津波は「あり得る話」**なんです。


■ 防災士として、こう思います。

防災士として、今回のニュースと過去の北丹後地震を見て思うのはこれ。

「災害は、忘れたころにやってくる。でも、記録を学んでいれば、“備えたころに回避できる”かもしれない。」


■ まずはここから!かんたん防災チェックリスト

✅ 家の家具、ちゃんと固定してる?
✅ 夜、懐中電灯どこにあるか分かる?
✅ 非常持ち出し袋(3日分の水・食料)、用意してる?
✅ 津波が来たら、どこに逃げるか知ってる?

どれか一つでも「うーん…」って思った方。
このブログを読んだ今日が、防災はじめの日にぴったりですよ◎


■ 地域のつながりも、いざというときの“ライフライン”

災害時、一番頼りになるのは“ご近所さん”だったりします。
だからこそ、日頃から挨拶したり、地域の防災訓練にちょっとだけ顔を出しておくのも大事です。


■ 最後にひとこと

「京都で津波なんて、今まで聞いたことない」って思っていた方、今日からは少し意識が変わったんじゃないでしょうか?

実際に約100年前に起きていたことが、また繰り返されないとは限りません。
だからこそ、「備える」って大事なんです。

災害は“忘れたころ”じゃなく、
“備えた人には静かに通り過ぎる”——そう信じて、今できることから始めましょう!

それではまた👋
コメント・シェアも大歓迎です!