2月 5 日(土)京都テルサ「男女共同参画視点からの避難所設営体験講座」(主催:京都府男女共同参画センター)の 2 回目

2月 5 日(土)午前、京都市南区の京都テルサ視聴覚研修室で、「男女共同参画視点からの避難所設営体験講座」(主催:京都府男女共同参画センター) の 2 回目 が行われ 、 7 人の受講生が参加しました。 講師は 京都支部 所属で、 防災企業連合関西そなえ隊 でも活動している 前川良栄 さん。他に 3 人の防災士が参加しました。

はじめに(一財)京都府民総合交流事業団の志水伸之リーダーが 訓練 プログラム について説明。
続いて 前川 防災士 が 、 「だれもがより健やかに過ごせる避難所へ みんなで担う運営のヒント」 と題し 、 想定される地震 被害 、 避難所運営の重要性を 話 し ま し た 。近々起こると言わ れ てい る 「 南海トラフ巨大地震 」で京都府は、 約 900 棟の建物が倒壊し、 各所で液状化現象が起こる と 予想されています。 他府県に比べて 被害が少ない分、 全国から救援物質も届かない 可能性もある ため、まさに地域の力のみで非常事態を乗り切らなければならない状況となります。

「避難所運営ゲームHUG 」 体験 では、 震源地 ・ 京都市 、 マグニチュード 7.5 、震度 6 強。

小雨 が 降 り 気温 は 8 、 電気・ガス・水道 は 止まって いると 想定 し ま し た 。

今回は避難所での慌ただしさを体験 するため 、 次々と到着する避難者を若干 速い ペースで 発表 。認知症 が ある、歩行困難、ペット がいる、妊娠中 …など、さまざまな事情を抱えた家族をどの部屋に配置するか、瞬時 に 判断 する 訓練を し ました。
その間にも、「 トイレがあふれた 」「マスコミが 来た 」「安否確認をして欲しい」「洗濯をしたい」「食事を分けてほしい」などのイベントが次々と起こり 、同時並行で対処していき ます。
参加者は限られた時間の中でさまざまなアイデアを出し合いながら、 できる限りの配慮を行いました 。

最後にゲームを振り返り、対応に困ったこと 、地域防災 として 普段から準備できることなどについて 話し合いました。
事前に準備できることとしては、避難所となる学校との調整、トイレ関連用品を中心とした備蓄、避難所での役割分担、校庭に車が何台停められるかのシミュレーション、要配慮者の把握 、 などの意見が出ました。

前川防災士は「 京都府 の 小中学校 で は 食糧の 備蓄 ま で は し てい ない 。 避 難 す る 場合 は なる べ く 持参 し て ほ しい。 ひ っく り 返 った 部屋 の 中 か ら 避 難 用具 を 持 ち 出 す た め に は 工夫 が必要 と な る」 とアドバイスしました。

1志水伸之リーダー

2講師の前川良栄防災士

3感染予防対策をして実施感染予防対策をして実施

4刻々と変化する状況に対応刻々と変化する状況に対応

5積極的に意見を述べ合う参加者積極的に意見を述べ合う参加者

6主催者の京都府民総合交流事業団・神田志保さん(右)主催者の京都府民総合交流事業団・神田志保さん(右)

7 避難者へのアナウンスは掲示板に避難者へのアナウンスは掲示板に

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