森本 たかし 発起人 代表

発起人・代表

Takashi Morimoto

森本 たかし(Takashi Morimoto)

京都府舞鶴市在住|52歳
2013年 防災士資格取得

これまで、元・日本防災士会 京都府支部の副支部長として、支部の立ち上げから約9年間、地域の防災活動に関わってきました。
そのなかで見えてきたのは、組織の中で声を上げにくかったり、自由に意見交換しにくかったりする現実でした。
「もっとオープンに話せたら」「もっと自然に助け合えたら」――そんな想いが、だんだんと強くなっていきました。

そこで今回、志を同じくする仲間たちとともに、新たな一歩を踏み出しました。
その名も 「日本防災士ネットワーク(京都)」
防災士同士が上下関係にとらわれず、自由に話し合い、学び合い、つながり合える場所です。

私たちが大切にしているのは、「楽しい防災」と「フラットなつながり」。
堅苦しいルールや上下関係に縛られず、気軽に参加できて、ちゃんと役に立つ――そんな新しいカタチの防災を、みんなでつくっていきたいと思っています。

市民の命と暮らしを守るために、防災士がもっと自由に、もっとのびのびと力を発揮できる環境を。
京都からスタートして、全国へ呼びかけます。
これからも一歩ずつ、前向きに歩んでいきます。


安岡 猛

Takashii Yasuoka

京都府綾部市在住/大手企業勤務
2025年 防災士資格取得

防災士として活動を始めた頃、防災士会のグループLINEで感じたのは、
「これは防災を学ぶ場のはずなのに、本質的な学びが得られない」というもどかしさでした。

特定の人だけが主導し、発言する内容も形式的になりがち。
“元の職業や肩書きがものを言う”ような風潮すらあり、
フラットな対話や、自由な意見交換の場としては機能していないように感じました。

防災士であれば、東日本大震災の「大川小学校」の教訓を知らない人はいないはずです。
あのとき、最も恐ろしかったのは“判断の遅れ”であり、忖度が命を奪う「仇」になったという事実。
だからこそ私は、平時から率直に語り合える場が必要だと痛感しました。

多かれ少なかれ、どの組織も老朽化し、形式に流れ、時に腐敗します。
不祥事も、誰かが声を上げなければ明るみに出ない。
正しいことを正しく言えない空気を放置していては、災害時にその“歪み”が命取りになる――
それを防ぐために行動すること――それこそが、真の防災士の姿だと私は思います。

そんな思いから、「開かれた防災士ネットワーク(仮称)」の立ち上げに参加しました。
誰もが安心して学び合える場所を、一緒に育てていきたいと考えています。

防災士という存在は、公人・民間を問わず、職業も年齢も、小学生から高齢者までを含む、かつてないほど多様な集まりです。
これほどの広がりを持った組織は他にはありません。
私たちは、そのとてつもないポテンシャルを、まだ十分に活かせていないだけなのかもしれません。

だからこそ私は、その可能性を信じ、静かに、誠実に行動していきます。