最終更新日:2026年8月28日

令和8年熊本地震で被害を受けた熊本県を支援するため、舞鶴災害ボランティアセンターが、舞鶴市発着のボランティアバスを運行します。
現在、舞鶴市社会福祉協議会では、現地で活動するボランティア参加者と、その活動を支える寄附を募集しています。
私も防災士として、できることなら現地へ行きたいという気持ちはあります。
ただ、舞鶴から熊本までの長距離移動に加え、現地では被災住宅の片付けや荷物の運搬など、かなり体力を必要とする活動も想定されます。
正直に言えば、今の自分の体力で最後まで責任を持って活動できるのか、自信がありません。
無理をして参加し、途中で体調を崩したり、周囲の皆さんに迷惑をかけたりしてしまっては、本来の被災地支援とは逆になってしまいます。
そのため今回は、残念ですが現地でのボランティア参加は見送ることにしました。
その代わり、この取り組みをできるだけ多くの方に知っていただき、参加できる方や支援したい方につなげたいと思い、今回ご紹介します。
舞鶴から熊本へボランティアバスを運行
今回のボランティアバスは、
9月18日(金)から21日(月・祝)までの4日間
の日程で運行される予定です。
熊本県内での活動は、19日と20日の2日間。
被災した住宅の片付けや家財の運搬など、その時点で現地から求められている支援活動を行う予定となっています。
募集定員は20人、先着順。
参加費は1人1万円です。
舞鶴から熊本までは、決して近い距離ではありません。
移動時間も長く、現地では体力を使う作業もあります。
それでも「熊本のために何かしたい」と舞鶴から現地へ向かってくださる方がおられることを、とても心強く感じます。
税金は「使わないこと」より「何に使うか」
私は普段、「やばいぜ舞鶴」で舞鶴市の税金の使われ方について、かなり厳しくチェックしています。
必要性の低い事業や、費用対効果が見えにくい事業に対しては、
「本当にここに市民の税金を使う必要があるのか」
と、はっきり意見を言っています。
ただし、私は何でもかんでも「税金を使うな」と言っているわけではありません。
大切なのは、
どこに、何のために使うのか。
だと思っています。
今回のように大規模な災害が発生し、被災地を支援するために市民が現地へ向かう。
その移動手段を確保し、安全に活動できる環境を整える。
こうした取り組みに税金が使われるのであれば、私はとても意義のある使い方だと思います。
税金は、ただ貯め込むためのお金ではありません。
市民の暮らしを守り、困っている人や地域を支え、社会をより良くするために使うものです。
市民にきちんと説明できて、「この使い方なら納得できる」と思える支出。
今回の被災地支援は、その一つではないでしょうか。
現地へ行けなくても支援はできる
災害ボランティアというと、「現地へ行かなければ意味がない」と思う方もおられるかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
私のように体力面に不安がある方もいるでしょう。
仕事や家庭の事情で数日間家を空けることが難しい方もいると思います。
大切なのは、自分にできる方法で支援することです。
現地へ行けない方には、
寄附や義援金という支援方法があります。
そして、寄附をするのであれば、できるだけ自治体や公的機関など、仕組みや使途が明確な窓口を利用することをおすすめします。
熊本県や被災自治体では、公式の義援金受付窓口が設けられています。
支援したお金がどこへ届けられるのかが分かりやすく、安心して協力できる方法の一つです。
寄附先に迷ったら日本赤十字社も
もう一つ、私が信頼できる寄附先としておすすめしたいのが、日本赤十字社です。
日本赤十字社では今回の熊本地震についても、災害義援金を受け付けています。
義援金として集められたお金は、被災都道府県に設置される義援金配分委員会を通じて、被災された方々へ届けられる仕組みになっています。
日本赤十字社は、今回の熊本地震だけで活動しているわけではありません。
地震、豪雨、台風など、日本各地で大規模災害が発生するたびに、救護活動を続けています。
そして、災害が起きていない時にも、救護訓練や人材育成、資機材の整備など、いざという時のための準備を続けています。
災害が発生した時だけニュースで目にすることが多い組織ですが、実際には平時から私たちの安全を支える活動を続けています。
「寄附したいけれど、どこへ送ればよいのか分からない」
という方にとって、日本赤十字社の災害義援金は安心できる選択肢の一つだと思います。
この機会に、日本赤十字社そのものの活動についても知っていただき、応援していただければと思います。
なお、日本赤十字社への寄附には、
被災された方へ届ける「義援金」
と、
日本赤十字社の災害救護活動などを支える「活動資金」
があります。
目的が異なりますので、寄附をする際には内容を確認して選んでください。
舞鶴も、いつか助けてもらう側になる
今回、被災したのは熊本です。
しかし、災害はいつ、どこで起きるか分かりません。
舞鶴も決して例外ではありません。
これまで舞鶴が災害に見舞われた際にも、全国各地から多くの支援をいただいてきました。
今は熊本を支援する側ですが、いつか舞鶴が大きな災害に遭い、全国の皆さんに助けてもらう日が来るかもしれません。
だからこそ、
困った時はお互いさま。
この関係を地域を越えて作っておくことは、防災の面でも非常に大切だと思います。
できる人が、できる方法で
私は今回、体力面を考えて現地での活動参加は見送ります。
でも、支援できないわけではありません。
情報を発信する。
寄附をする。
周囲の人に伝える。
現地へ行ける人を応援する。
これもすべて、被災地支援の一つだと思います。
現地へ行ける方は、ぜひボランティア参加をご検討ください。
現地参加が難しい方は、寄附や義援金という方法があります。
そして、寄附も難しいという方は、この情報を家族や友人に伝えたり、SNSでシェアしたりしてください。
一人ひとりができることは小さくても、それが集まれば大きな力になります。
舞鶴から熊本へ。
少しでも支援の輪が広がることを願っています。
そして、被災された皆さんが一日も早く安心して暮らせる日常を取り戻されることを、心より願っています。
防災士 森本たかし
