在宅避難グッズとして「籠城シート」を備えておこう

今日の「今日できる防災」は、在宅避難グッズとしての「籠城シート」についてです。

災害時の避難というと、避難所へ行くことを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、自宅が安全な状態であれば、避難所へ行かずに自宅で生活を続ける「在宅避難」という選択もあります。

在宅避難では、家族の生活環境を自宅の中でどう守るかが大切です。

水、食料、懐中電灯、モバイルバッテリー、災害用トイレ。
これらはもちろん大切です。

しかし、もう一つ見落とされがちなのが、床の冷えや硬さへの備えです。

停電で暖房が使えない。
床から冷気が上がってくる。
硬いフローリングの上で長時間過ごす。
寝室ではなく、より安全な部屋に家族で集まって過ごす。

このような状況では、床に敷ける断熱シートがあると、在宅避難時の負担を減らしやすくなります。

そこでおすすめしたいのが、籠城シート10mです。

在宅避難では「家で過ごせる環境」が大切

在宅避難は、ただ家にいることではありません。

自宅が安全であることを確認したうえで、水や食料、トイレ、明かり、情報手段などを確保しながら生活する避難方法です。

災害直後は、電気、ガス、水道が使えなくなることがあります。
停電すればエアコンや暖房が使えません。
冬場であれば、床からの冷えが体にこたえます。

また、地震の後などは、家具の転倒やガラスの破片を避けるため、普段寝ている部屋ではなく、安全な部屋に家族で集まって過ごす場合もあります。

そのとき、フローリングに直接座ったり、薄い毛布だけで横になったりすると、体が冷えたり、背中や腰に負担がかかったりします。

在宅避難では、食べること、飲むこと、トイレと同じように、休める場所をつくることも大切です。

籠城シートとは?

籠城シート10mは、フローリングやカーペットの下に敷いて使える、厚さ5mmの床用断熱シートです。

商品ページでは、日常時と非常時を分けずに使える、フェーズフリーの防災グッズ・在宅避難グッズとして紹介されています。
普段は床冷え対策や底冷え対策に使い、災害時には在宅避難や避難所で使える断熱マットとして活用できます。

サイズは、幅1m×長さ10m。
厚さは5mmで、熱伝導率は0.04W/mK。
ロールタイプなので、必要な大きさにカッターやハサミで切って使うことができます。

「災害時だけ使う防災用品」ではなく、普段の暮らしの中でも床の冷え対策として使えるところが特徴です。

床の底冷え対策になる

冬場の在宅避難でつらいのが、床から伝わる冷気です。

停電で暖房が使えないと、部屋の中でも体が冷えます。
特にフローリングの上に直接座ったり寝たりすると、床から冷たさが伝わってきます。

籠城シートは、床から伝わる冷気を軽減し、室内の暖かさが床側へ逃げるのを抑える目的で使える断熱シートです。

災害時には、家族が一つの部屋に集まって過ごすことがあります。
その部屋の床に籠城シートを敷いておけば、座る場所、寝転ぶ場所、荷物を置く場所をつくりやすくなります。

在宅避難では、体を冷やさないことも大切な防災です。

硬い床との間にクッション層をつくる

在宅避難では、普段とは違う場所で寝たり休んだりすることがあります。

寝室が危険な場合。
家具が倒れている場合。
家族でリビングに集まって過ごす場合。
余震に備えて、すぐ動ける場所で休む場合。

このようなとき、硬い床の上で長時間過ごすのは大変です。

籠城シートは、カーペットやラグの下へ敷くだけで、硬い床との間に適度なクッション層をつくることができます。

もちろん、布団やマットレスのような寝具そのものではありません。
しかし、床に直接座る、薄い毛布だけで横になる、冷たいフローリングで過ごすよりは、体への負担を減らしやすくなります。

災害時に「少しでも休める場所がある」ことは、家族の体力を守るうえで大切です。

普段使いできるフェーズフリーの防災用品

防災用品でよくあるのが、買ったまま押し入れの奥にしまい込んでしまうことです。

いざというときに、どこに置いたか分からない。
使い方が分からない。
古くなっている。
必要な場所にすぐ出せない。

これでは、せっかく備えていても役立ちにくくなります。

籠城シートは、普段から床冷え対策として使えるため、日常生活と災害時を分けずに備えられます。
このように、普段使っているものが災害時にも役立つ考え方を「フェーズフリー」と言います。

普段はリビングや寝室の床冷え対策。
災害時は在宅避難の床用断熱シート。
このように使えるのが、籠城シートの良いところです。

こんな家庭におすすめです

籠城シートは、次のような家庭におすすめです。

・在宅避難を想定している家庭
・冬場の停電や底冷えが心配な家庭
・フローリングの床冷えが気になる家庭
・小さな子どもや高齢の家族がいる家庭
・避難所へ行かず、自宅で過ごす備えを考えたい家庭
・災害時に家族で集まって休める場所をつくりたい家庭
・普段使いできる防災グッズを探している家庭

京都府舞鶴市のように、山、川、海が近い地域では、地震、大雨、台風、土砂災害、停電など、さまざまな災害を考えておく必要があります。

家庭防災として、水や食料だけでなく、在宅避難で「どこで休むか」も考えておきましょう。

注意したいこと

籠城シートは、在宅避難時の床冷えや硬さへの備えとして役立つ防災用品です。

ただし、これ一つで在宅避難が完成するわけではありません。

在宅避難には、

・飲料水
・非常食
・災害用トイレ
・懐中電灯
・モバイルバッテリー
・ラジオ
・常備薬
・衛生用品
・暑さ寒さ対策
・家族の連絡方法

など、さまざまな備えが必要です。

また、自宅が危険な場合は、在宅避難にこだわってはいけません。
浸水、土砂災害、津波、火災、建物の損傷などの危険がある場合は、早めに安全な場所へ避難することが大切です。

在宅避難は、自宅が安全な場合に選べる避難方法です。
まずはハザードマップや自治体の防災情報で、自宅周辺の危険を確認しておきましょう。

まとめ

在宅避難グッズとして、籠城シートを備えておくことは、床の冷えや硬さへの対策になります。

災害時は、水や食料、トイレの備えが大切です。
それに加えて、家族が体を休める場所をどう確保するかも重要です。

籠城シートは、普段は床冷え対策として使い、災害時には在宅避難や避難所で使える床用断熱シートです。
必要な大きさに切って使えるため、リビング、寝室、避難スペースなど、家庭の状況に合わせて活用できます。

防災用品は、しまい込むだけではなく、日常の中で使いながら備えることが大切です。

今日はぜひ、在宅避難時に家族が休める場所をどこにつくるか考えてみてください。

籠城シート10mの商品ページはこちらです。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/diystyle/rojo-10.html?sc_i=shopping-pc-web-category-storeitm-rsltlst-img&ea=

防災士 森本たかし(京都府舞鶴市)